あいさつ

澄川 喜一横浜アーツフェスティバル実行委員長


 美しい町並みを擁する港町横浜は、文明開化以来、世界の多種多様な文化が出会い、そして新たな横浜ならでは文化を創造してきました。
この創造性豊かなこの街の土壌と気概は、この街の誇りでもあり資源でもあります。

 横浜アクション事業は、横浜らしい特色ある文化芸術を内外に発信していく事業として、これまで、現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」やダンスフェスティバル、音楽フェスティバルを継続して開催してまいりました。
 昨年開催したDance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015 では、過去最多となる方々にご来場いただき、また多くの市民の皆様にご参加いただくなど、大変横浜らしい取組が展開できた事が評価されております。

 今年は、音楽をテーマとした都市型のフェスティバルとして非常に大規模な事業を展開します。横浜で音楽を語る上では欠かせないJAZZや吹奏楽はもとより、様々なジャンルの音楽を、様々な方々に、様々な形でお楽しみいただき、この街で音楽の素晴らしさを感じていただければ幸いです。

 今回の開催にあたり、主旨にご賛同いただいた多くの企業・団体の皆様や、ご参加いただく市民の皆様に御礼を申し上げます。

 この「横浜音祭り」が、横浜市民のみならず、市内外の方々から末永く愛され、親しまれるフェスティバルとなる事を願っております。
 ぜひ、横浜で音楽の素晴らしさを存分にお楽しみください。

澄川喜一

林 文子横浜アーツフェスティバル実行委員会名誉会長 横浜市長

 このたび、音楽の祭典「横浜音祭り2016」の開催を皆様にご案内することができ、大変光栄に思っております。
 2013年、「ネオクロスオーバー」というコンセプトのもと、多様なジャンルの音楽を一堂に会し、「横浜音祭り2013」を2か月にわたり開催しました。
あれから3年、「横浜音祭り」が、より魅力的なフェスティバルとして、戻ってまいります。

 今年の秋、「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会」にむけて、オリンピックフラッグがリオデジャネイロから引き継がれます。
 オリンピック憲章では、「スポーツと文化と教育の融合」を目的に、文化プログラムの実施が謳われており、今年、日本全国でこの文化プログラムが始動します。「横浜音祭り2016」は、全国に先駆け、文化プログラムを牽引していくことが期待されています。

 「横浜音祭り2016」では、ジャンルを問わず、また世代、ジェンダー、国籍・文化、障害の有無に関わらず、全ての方々にとって楽しめるフェスティバルにしたいという願いを込め「スーパーユニバーサル」というコンセプトを設けました。
 開催期間中には、世界で活躍するトップアーティストによる公演を数多く展開し、ご来場の方々に大きな興奮と感動をご提供いたします。また、鑑賞のみならず、実際に参加する事で音楽の楽しみや喜びを分かち合えるような企画、子どもたちが質の高い音楽に触れ、体験することで感性を育める「次世代育成プログラム」、また障害の有無に関わらず多くの方々が音楽を楽しむことができる催しなどを、多数ご用意しています。
 横浜市が目指す、真の文化芸術創造都市の実現に向けて、大きく踏み出すフェスティバルにしてまいります。
  開催にあたっては、多くの市民の皆様、企業・団体の方々にご協力をいただいております。この場を借りて深く感謝申し上げますとともに、どうぞ引き続きご支援を賜りますようお願いいたします。

 今年の秋、横浜の街に彩り豊かな音楽が満ち溢れます。「横浜音祭り2016」に、ぜひご期待ください。

横浜市長 林文子

新井 鷗子横浜音祭り2016 ディレクター

2013年に産声をあげた「横浜音祭り」は、いよいよその真価が問われる2回目を迎えます。
 公演の数においてもジャンルの多様さにおいても世界最大級の音楽祭として幅広い音楽ファンの支持を得た第1回。あれから3年の間に音楽をとりまく環境は著しく変化し、もはや「ジャンルを超えて」と取り立てて言う必要がないほど、人々は自分の好きな音楽を好きな時間に好きな空間で、思い思いに楽しむようになりました。異ジャンルのコラボレーションはもう当たり前、海外の貴重なコンサートもインターネットを通じて生中継され、録音よりも生演奏という考え方も古くなり、ありとあらゆる音楽がそれぞれ別の価値を持って存在するようになりました。
 しかしそれでもなお日本の音楽界には、音楽そのものの質ではなく、ポップスやクラシックといったジャンル名によって優劣をつける風潮が根強く残っていることも事実です。そこで「横浜音祭り2016」は、前回のテーマである「“ネオ”クロスオーバー」を更に昇華させ、ジャンルだけでなく国境や世代、ジェンダー、障害を超えてあらゆる人々が自由に音楽を享受できる「スーパーユニバーサル」な音楽祭を目指します。
 実力派ポップス歌手と日本で最も長い歴史を持つオーケストラの共演、コンサートを野外のオープンスペースに解き放つ「街に広がる音プロジェクト」、今や日本を象徴する文化となった「アイドル」と市民の交流によるワークショップ、由緒ある神社に響くボサノヴァの調べ、視覚障害がいと晴眼の演奏家が合同でオーケストラを結成し真っ暗闇でコンサートを行う「ミュージック・イン・ザ・ダーク」など、様々な切り口のイベントを用意しました。
 ちょうどリオデジャネイロ五輪の直後に開催される「横浜音祭り」は、パラリンピック発祥の地・東京での2020年オリンピック・パラリンピックに向け、いち早く横浜からスーパーユニバーサルな文化プログラムを発信します。
 横浜に行けばあなたの聴きたい音楽がきっと見つかるはず。さあ、自分自身の垣根をも取り払って「横浜音祭り」に出かけましょう。

新井 鷗子(あらい おーこ)

東京藝術大学音楽学部楽理科および作曲科卒業。1998年NHK教育番組「わがままオーケストラ」の構成で国際エミー賞入選。構成作家としてこれまでに、N響・東京フィル等のコンサートや、音楽番組「読響シンフォニックライブ」「題名のない音楽会」等の構成を担当。著書に「携帯で聴けるクラシックの名旋律」「おはなしクラシック」「頭のいい子が育つクラシックの名曲45選」等。東京藝術大学特任教授として障害者の表現活動を研究、洗足学園音楽大学客員教授。